Z世代に対するイメージを膨らませる
元の記事は7月30日のMarkeZinさんの記事
Z世代=「若者」とひと括りにしていませんか? 4タイプの特性とソーシャル利用を解説 (1/4):MarkeZine(マーケジン)
この中に「Z世代」の特徴という解説があったので、そこから調べた内容のメモです。
ここで、世代について補足しておく。ミレニアル世代はY世代(1981〜1995年生まれ)とZ世代(1996〜2010年生まれ)に分類され、前者はインターネットや携帯が当たり前の時代に生まれたデジタルネイティブ、後者はソーシャルメディアやスマホ時代に生まれたソーシャルネイティブである。
まずZ世代の4タイプとは、から。
タイプ1:⼈⽣ガチ勢
「⼈⽣ガチ勢」は、今の⽣活が楽しく満⾜であり、⼈⽣はきっとなんとかなると「⼈⽣を楽観的にとらえている、前向きな若者」だ。友⼈が多いことを好み、楽しい雰囲気や場所を作ろうとする社交家である⼀⽅で、伝統的な仕事観や上下関係を重視する点など、保守的な側⾯も持ちあわせている。
タイプ2:省エネペシミスト
「省エネペシミスト」は、⼈づきあいが苦⼿で、努⼒や訓練が必要なことはやりたくない、⽬⽴ちたくない、など「がんばりたくない若者」だ。ブランドにこだわらず、無駄なものは持たないなどミニマリストの傾向も強い。⾃分⾃⾝を真⾯⽬な性格だと考えているが、声をあげても世の中は変わらない、努⼒しても報われないことが多い、など⼈⽣を悲観的に捉えており、この点では「人生ガチ勢」と対象的だ。
タイプ3:ソーシャルよいこ
「ソーシャルよいこ」はZ世代の⼥性に多い「SNSの使い⽅が極めて特徴的な若者」である。新しいものが大好きで、トレンドに敏感。情報感度が⾼いが、⼈⽬が気になる⼈が多く、一般的に言われる「Z世代の特徴」と重なるタイプである。前回記事で言及したが「インスタ消費」をする若者は少数派で、このカテゴリーの若者たちの消費行動と言えるだろう。
タイプ4:様子見フォロワー
「様子見フォロワー」は、選択した項⽬の数が少なく、⼤きな特徴の⾒出しにくい層で、構成比率は男性の方が高くなっている。深く分析すると複数のタイプに分かれており、他のタイプと比較して価値観のバラツキが多いカテゴリーである。
こう読んでみると、そもそもの世代の区分がどうなっているのか?普段からその手のお仕事されてるからなら、そらで言えると思うのですが、私は日頃B2Bのビジネスも真っ只中であんまり意識してませんでした。というかあんまり新入社員とか来ない部署ですしね。最近は違いますが。
ということでもう少しそもそもの根底部分の情報から理解することにします。
こちらの解説で紹介されていたグラフでみると日本流の呼び名では「ゆとり世代」に含まれている1996年生まれから2010年生まれまでの人、ということのようです。確かにこのグラフを見ていると10歳くらいから23歳くらいまでのところがZ世代として描かれていますね。そして別の資料では「別名:ソーシャル・ネイティブ」と書かれています。2010年と言えばX世代の私には映画の「2010年」とiPhone4やMacbook Airなどスティーブ・ジョブズ時代のAppleで多くのプロダクトが発表された1年という印象ですが、その年に誕生した子供たちが最も若いZ世代ということのようです。ご自宅にあるiPhone4までがZ世代、と思うと少し感覚がわかってまいりました(4s以降は別の世代)。
そういう環境でイメージを膨らませていけば、ソーシャルメディアがネイティブな世代と言われてもなんとなくイメージが湧いてきます。日本ではTwitterがとても盛り上がっていた頃です。そしてその翌年は東北大震災が起きた2011年です。これで大体の時間軸の感覚は共有出来てきた気がします。
先のページにはZ世代とは関係ないですが、もう1つ興味深いことが書いてありました。
「コト消費志向」(スポーツ観戦・映画・コンサート鑑賞にお金をかけていると回答した人の割合)
コト消費、という言葉は自分でもよく使うのですが、こうした統計情報を集める際(アンケートでの項目)の聞き方がどうなっているのか、不思議だったので、いわゆるエンタメ消費の事だと思えば良いわけですね。Z世代の話から離れてしまうので、また別の機会に調べてみます。